ある朝

2014.12.15 (Mon)
先日、唐突にさんが歩行困難になった。

食欲がなく、歩くことも、起き上がることさえ出来ない。腰が抜けたように、下半身に力が入らなかった。こんなにも弱々しくうな垂れたさんは、初めてみた。

急いで車を走らせ、医師に診てもらうが、はっきりとした回答を得ることが出来なかった。悪いものを食べたのか、下半身を痛めたのか。分からなかった。

数時間置きにさんは鼻を鳴らしトイレの催促をした。その度、抱えて外へ連れて行き排尿させる。後、赤く染まった便が続いた。

その晩、仕事から帰宅した私を迎えようと、さんは必死に立ち上がろうとするが、立てない。小さくなったさんの姿を見て、私は泣き崩れた。

このまま老犬のように衰弱していくのだろうか、昨日ように元気になるのだろうか。
一晩中さんを撫で続けるしかなかった。

次の日の夕方、さんは思い出したかのように、立ち上がり、少しづつ歩き始めた。何事もなかったかのように、勢いよく尻尾振り、勢いよく食べた。

血便は続いたが、それもまた次第に回復する。

私も医者も、原因を突き止める事が出来なかった。何故そうなったのか、何故治ったのか。 結果的に、さんの元気な姿を見る事が出来たが、ただただ不甲斐なさが残る。





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